ビバサイエンス


1) 毒性について

<経ロ毒性試験:同血系ネズミにおける急性/慢性毒性試験>

@ 5%の安定化二酸化塩素水溶液0.5ml直接投与 → 2〜3分後6匹すべてが死亡
A 5000ppm-210ppmの水溶液0.5ml直接投与 → 外観/生体反応はすべて正常
B 毎日新しく調整した安定化二酸化塩素水溶液0.5ml直接投与(51日間2ppm、続く39日間21ppm、連続90日間)の慢性毒性試験 → 外観/生体反応はすべて正常
C ネズミの外科的傷に対して、210ppmの安定化二酸化塩素水溶液を直接滴下 → 傷の治癒速度にはなんら影響はなかった

<モルモットによる刺激、過敏症試験>

@ 目に、210ppmの安定化二酸化塩素水溶液を0.25ml、直接滴下した後、1,4,7時間後、1,2,4,7日間の観察(目の透明度、虹彩の光に対する反応、充血、目やになど) → なんら異常は認められなかった
A 外科的傷に、210ppmの安定化二酸化塩素水溶液に浸したバンドエイドを貼付し2〜3日目に同様に処理したバンドエイドを取り替え、21日間貼付した場合も、過敏症は認められなかった
B LD50(50%致死量)の試験では、マウス雄3.8g/kg、雌、3.6g/kgであった。
※ 一般に安全とされている酢酸および食塩(塩化ナトリウム)のマウスのLD50は、それぞれ5.Og/kg、4.Og/kg。

以上の実験結果から、通常の使用状態では人の健康を害することはありません。